ギゾネット
2001.08.24更新
「はじめに」を一部改定

IIJmioでIPv6


はじめに
このサーバーはフレッツADSL1.5Mbpsの回線でプロバイダはIIJmioを使用しています。
IIJmioは2002年3月までIPv6実験サービスを提供しています。(参考

現在もIIJmioではIPv6トンネリング実験サービスを追加料金無しで受けられます。参考
このサービスを使って、IPv4/IPv6デュアルスタックなサーバーに設定してみましょう。
(現在このギゾネットのサーバーはフレッツADSL8Mbpsの回線でプロバイダはWAKWAKのエンタープライズコースに接続しています。 IPv6はimasy.or.jp にトンネルを掘らせ頂いています。)
FreeBSD4.Xは、IPv6を標準でサポートしています。ですから、設定ファイルに数行付け加えるだけで簡単にIPv6の環境になります。
IPv6についての細かい説明(IPv6って何?とかも含めて)は、このページには書いてありません。「IIJmioでIPv6」の設定の覚え書きだけを書いてあります。
今回使用したのは、FreeBSD4.4-RELEASEです。

IIJmioの申し込み
IIJmioはIPv4アドレスを固定で1つ割り当ててくれます。
始めに、IIJmioの申し込み(最初の登録)について。
IIJmioの申し込みはウェブ上でとても簡単にできます。クレジットカードさえ用意しておけば「あれっ」っていうぐらい簡単に登録が終わり、 それと同時に、自分に割り当てられるIPv4の固定IPアドレスがわかります。そのときには既に、使える状態になっているわけです。 登録の開始から終了まで5分もあれば、固定IPv4でアクセス可能になります。(あまりの簡単さにビックリ!)

IPv6サービスの申請
固定IPv4が手に入ったところで、次にIPv6の割り当て申請をします。残念ながらウェブ上からは登録できません。書面による申請が必要になります。
IIJmioの会員専用のWebページにIPv6の申し込みページ「IPv6実験サービスのお申し込み」がありますので、PDFファイルになっている申請用紙を印刷して、必要事項を書き込みます(捺印も必要だった)。申請書の下のほうに、ネットワーク名(8文字以内)という欄がありますが、ここで決めたネットワーク名がAPNIC(Asia Pacific Network Infomation Center)に登録されます。
IIJに郵送すると、私の場合は、5日後にはIIJから割り当ててくれるIPv6のアドレスが書面で郵送されてきました。(Webページの説明だともっと日数がかかるようなことが書いてありましたが・・・)
割り当てられたアドレス空間は、2001:240:3E::/48でした。
以下はこのアドレスでの設定を書いていきますので、適宜ご自分の環境に合わせてご覧ください。
(ちなみに、IIJmioのIPv6ではRIPngを用いて動的にアドレスの経路広告します。)

IPv6設定前に構築されている環境
いわゆるブロードバンドルーターを使用しないで、FreeBSD4.4-Releseがルーターマシンになっていること。
(つまり、壁の電話のモジュラージャック-->スプリッタ-->ADSLモデム-->FreeBSDというような接続になっている)
FreeBSD4.4-Releseにはネットワークカードが2枚挿してある。
(ウチのマシンは、fxp0とdc0として認識されています。fxp0がADSLモデムに、dc0がLAN内のハブにそれぞれつなげてあります。)
既に、IPv4でのADSL接続は完了している。(もし、まだFreeBSDをルーターマシンにしてADSLにつながっていないようならあらかじめ設定をしておいてください。)
注意点としてはPPPでNATしていないこと。PPPでNATしていると、LAN内からIPv6で外に出られません。このあたりの設定はFreeBSDユーザー必見のたかのさんのページを参考にしてください。(IPFILTERのNAT機能を使う方法が紹介されています)
kernelはGENERICカーネルのIPv6に関係する部分(例えばgifとかINET6とかの行)を変更していない。
IPv6でドメインを使って運用する場合は、IPv4でのドメインを取得していておいてください。できれば、bind9を使ってDNSの設定ができていると、あとでIPv6のDNSの設定が楽になります。

それでは設定方法
  1. LAN側のIPv4アドレスを決めます。今回はLAN内のアドレスは192.168.1.0/24(192.168.1.1〜192.168.1.255の間でアドレスを振る)にします。
  2. FreeBSDマシンのLAN側(dc0)は、192.168.1.1にします。インターネット側fxp0(ADSLモデム側)はIIJmioから通知されているIPv4アドレス210.138.35.27にします。
  3. 以上のアドレスを用いて、/etc/rc.confに必要事項を記述(追加)します。
    (IPアドレス部分とネットワークカードのデバイス名(モデム側のfxp0,LAN側のdc0)は適宜読み替えてください)
  4. 書き換え後リブートすればIPv6環境になります。
gateway_enable="YES"
ifconfig_fxp0="inet 210.138.35.27 netmask 255.255.255.0"
ifconfig_dc0="inet 192.168.1.1 netmask 255.255.255.0"
ipv6_enable="YES"
ipv6_gateway_enable="YES"
ipv6_network_interfaces="dc0"
ipv6_prefix_dc0="2001:240:3E:1"
ipv6_router_enable="YES"
ipv6_router_flags="-A 2001:240:3E::/48,gif0 -O 2001:240:3E::/48,gif0"
gif_interfaces="gif0"
gifconfig_gif0="210.138.35.27 210.xxx.xxx.xxx"

rtadvd_enable="YES"
rtadvd_interfaces="dc0"

ちょっと補足:
gifconfig_gif0="210.138.35.27 210.xxx.xxx.xxx"の行の、210.xxx.xxx.xxxというところだけはxxxで伏字にしてあります。
このアドレスは、gifでIPv6 over IPv4トンネルしてもらう相手側のIPv4アドレスです。(IIJ側のアドレスです)IPv6の開通通知と一緒にIIJから知らされますので、そのアドレスを書いてください。
rtadvd_enable="YES"の行は、FreeBSD4.3-RELEASEではデフォルトで"YES"になっていて、4.4-RELEASEではデフォルトで"NO"(/etc/default/rc.confの中の記述ですね)になっていたんで、ちょっと「はまり」ました。
いずれにしても、rtadvd_enable="YES"とrtadvd_interfaces="dc0"の2行を書いておけば大丈夫です。

DNS登録
独自ドメインを持っている場合は、IPv6もアドレス登録しましょう。
IPv6に対応するためにbind9を使ってDNSの登録をしてください。bind9はports/packageにも入っていますので、インストールは簡単なはずです。
設定方法はこれもたかのさんのページを参照してください。正引きと逆引き両方の設定をしてください。
しかし、まだこのままでは逆引きはインターネット上から参照されません。
次に、IIJにIPv6の逆引き権限を申請します。
申請と言っても、メールでIIJmioのサポートに自分のIPv4アドレスとゲートウェイになっているFQDN(ホスト名とドメイン名)を伝えます。
例えばこんな感じです。
------------------------------------
IPv4アドレス:210.138.35.27
IPv6アドレス:2001:240:3E::/48
ゲートウェイ:gw.gizo.net
IIjmio会員ID:xxxxxxxxx
------------------------------------
以上をメールするとだいたい3〜4日ぐらいで登録完了のメールが来ました。
これで、逆引きは完了です。